実録!! 探偵日記




実録探偵日記 其の六

 

 

「夫婦と何か?」

 

 

私は31歳になりながら未だ独り身である。

探偵などと言う仕事をしていると夫婦と言う間柄に非常に疑問を感じる。

誰も別れるつもりで結婚するものなどいない。

神や仏に永久の愛を誓って一緒になるのだ。

だが探偵が仕事上接する夫婦は憎悪と嫉妬と憎しみと不安に満ちている。

愛とは実に不安定なものだということがよく分かる。

今日では男と女が一つ屋根の下で暮らすのに何の必然性もない。

昔であれば男が仕事から帰り薪で飯を炊き風呂を沸かし川で洗濯をすることは

時間的に無理があったであろう。

今はスイッチ一つ飯は炊け洗濯は終わり、蛇口をひねればお湯がでる。

女性も同様に家事に手が掛からなくなり充分外で働ける。

何も夫婦にならなくても困ることなど無いのである

お互いがお互いを必要としないのである。

それでも、子孫繁栄のためには夫婦である必要があるのだが、豊かな国で甘やかされ育った世代は子供み

今は主婦でも8割は浮気願望を持つご時世である。

もう社会的な体裁のために結婚するのはやめる時代がきていると思う。

「独り身が寂しい。」と言う人が要るが寂しさを埋めるために結婚するのであれば

相手に申し訳ないと思う。

もちろん、そうではないと自分や相手に言い聞かせるのだろうが・・・・・・

それでは、どういう夫婦が長く愛し合えるのだろうか?

私の回りにも私から見て良い夫婦だなと思うような仲の良い夫婦がいる。

えてしてそういったカップルはお互いのことを愛してるなどとは言わない。

妻が夫を尊敬しているというのは当たり前だが、夫も妻のことを尊敬している。

お互いが、尊敬に値する夫または妻であろうと気を配っている。

相手の才能を認め信頼し尊敬しているがために相手の欠点をフォローできる。

結婚とは紙切れ1枚のことである、されど結婚 その紙切れに大きな責任がついてくる。

インターネットのユーザーは独身者が圧倒的に多いと聞くがよく考えた上で

結婚の決断をして欲しい。

浮気で離婚裁判を人前で争うというのは本当に疲れることだと言うのを認識して欲しい。

浮気をすると法律が全面的に相手の味方についてしまうと言うことを忘れないで欲しい。

離婚経験者が口をそろえて言うのは互いに「結婚の100倍エネルギーを使った。」と言うことである。

またその時子供の存在は絶対的に無視できない。

子供が非行に走らない秘訣は夫婦仲の良いことである。

結婚相手は自分の責任で選べるが親は選べないのである。

不幸にして夫婦関係が冷え切った時には離婚すべきである。

夫婦仲が悪く喧嘩の絶えない鬱陶しい家庭に育つよりも片親でも明るい家庭方が子供は

よりよく成長するものである。

子供が昔の連れ合いに会いたいと言えば会わせてやればいいことである。

そして子供と離ればなれになっても、扶養の義務からは逃れられない

と言うことを忘れてはいけない。

私は何も結婚その物を否定しているのではない、結婚の責任を感じて欲しいのだ。

自分がその責任を果たせるかどうかをもう一度考えて欲しい。

アメリカでは結婚をする前に、お互いがカウンセリングを受けると言うことが浸透しつつある。

そろそろ日本でもその必要がでてきていると思う

今回は抽象的な私の意見に終始したが、以後実例を交え追々書いて行きたいと思う。



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